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札幌市H様

4月初めの日曜日、札幌のHさん宅へおじゃましてしました。
昨年の12月に伺う予定をたてたのですが、ちょうど大雪の日になってしまったので断念。 なので、ずっと楽しみにしていました。
いろんなところを見せて頂き、楽しいおしゃべりの日曜日の午後でした。

玄関に入り階段を上がって、2階が居間で、大きな窓からの景色が素晴らしいです。
居間から続くキッチンも階段の吹き吹けも広々としていて、とてもいい感じ!!

あちこちに温度計を置いていて、お天気や温度を見たり感じたりしながら、暖房機の温度調節を楽しんでこまめに調節しているそうです。
以前住んでいたところとほぼ同じ面積ですが、光熱費は月に8千円程低くなったそうです。
たとえば、子供たちがたくさん遊びに来ると、グンと下げちゃうとか・・・楽しいですね!

地下に降りる階段のところは、ボイラーの熱があって暖かいので、洗濯物を乾かすのにちょうど良い場所。
地下はかくれんぼの格好の場所にもなっています。

ご主人が建築中の余った材料で作られたテレビ台やトイレのタオル掛けなど、とても素敵です。

そして、お子さんたちが寝ているロフトの開口を閉める蓋や玄関のスキーの板立てなど、工夫して作られていて、なるほど~でした。

そして、コンロの横には、ご飯のお鍋にかけた鍋帽子。
実はHさんの奥様も “婦人之友” を読んでいることが、初めてお会いした時にわかりました。
(月刊誌、婦人之友の愛読者の集まりが私が何年も入っている友の会なんです)
なので、たまたま日記にも書いたことのある鍋帽子のことも何度かおしゃべりもしていたので、Hさんのお家に合いそうな生地を選んで作ってプレゼントさせてもらったのです。活躍してうれしいです。

では、Hさんの奥様より頂いたメールをご紹介します。
我が家は夫婦と長男(小6)次男(小4)の4人家族。
紺野さんに建てていただいたのは延べ床面積72㎡の「小さな家」です。
でも決して「狭い家」ではありません。
「小さな家」を目指したのも当初は少ない予算のためでした。
いくつかの工務店に相談した時も「予算がこのぐらいなら何坪できます」という提示をされました。
しかし、待たされた挙句に差し出される図面を見てみると、「これが私たちにとって住みやすい家なのかどうかわからない」というのが率直な感想でした。
私たちは次第に家の間取りや予算はいくらでと言ったことよりも、家づくりの「水先案内人」が必要だと切実に思うようになりました。
たまたま手にした住宅専門雑誌に出ていた一軒の家が心に残っていたのですが、それが「帯広西の家」でした。
この人なら私たちの目指したいことをわかってくれるかも知れない、という自分の直感を信じてメールを送ったのが「帯広西の家」の設計者、陽建築工房の今田さんです。
そして今田さんと出会ったことで、思いがけず清水町の紺野さんへとつながっていくことになったのです。
今田さんとは何度もメールでやり取りをし、打ち合わせのために何度も十勝と札幌間を往復していただいたのですが、その間に我が家の暮らしぶりを見てもらえたのでは、と思っています。
私たちも「小さな家」の魅力や設計の難しさ、住まい手にも生活の全てを家で完結させないという「割り切り」や持ち物を減らす覚悟も必要なことを今田さんから教えていただきました。
また家族で清水町へ行き、紺野さんの「ちきゅう思いの小さな家」に体験宿泊させていただきました。
実際に「小さな家」を体験して、紺野さんご家族の堅実な暮らしぶりに触れることで作り手の思いに近づけたように感じました。
そこから見えてきたことは、私たちが住みたいのは、大好きなこの場所、藻岩山の環境に馴染むような「小さな家」。
「ふつうでちょうどいい」「特別であることが際立たない」家。
私たちの家づくりはこうしてやっとスタートラインに立つことができたのです。
木工事はほぼ、谷棟梁お一人の手によるものです。
工事していただいた年の夏は本当に暑くて、清水町から単身、札幌で寝泊まりしての仕事は大変だったことと思います。
工事現場を訪ねて行くと段取りの良さと材料を無駄にしない職人技をいつも見ることができました。
棟梁の温かい人柄のおかげで、関わっている業者の皆さんも楽しそうに仕事をしているのも印象的でした。
そして着工から約半年を経て、大きなハルニレの木の横に藻岩下の「小さな家」が完成しました。
二階のデッキからは暖かな朝日が差し込み、眼下には札幌の街並み、そしてミュンヘン大橋にかけての夜景。
空気が澄んでいる冬の朝には遠く夕張の山々までのぞむことができます。
都会と自然の両方の良さを感じることができる住まいです。

小さいので家族は必然的に一か所に集まるのですが、それぞれに居心地の良いスペースもちゃんとあります。
シンプルな内装なので、自分たちの手作りで家の中を造作していく楽しみもあります。

何より、「小さい家」は省エネルギー。
断熱がしっかりしているので調理の熱や、人が集まる熱だけでも暖か。
たくさん照明をつけなくても十分明るいので節電にもなります。
物の保管場所も限られているので必要以上の買い置きもしないようにしています。

3月11日の震災以来、今日も住む場所があって普段通りの生活ができることが何よりも特別で有難いことに思われて、毎日心から感謝せずにはいられません。
紺野さん、今田さん、谷棟梁をはじめ、この家づくりに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
・・・こちらこそ、札幌の街で工事をさせて頂く事ができて、いろんな意味で勉強にもなりましたし、楽しくお仕事ができました。
末永く宜しくお願い致します。

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